あっ やっぱり・・・

今年も梅雨の時期担当の木内孝信です。

 

先日、後継者を対象としたセミナーで『使命』と『理念』についてお話をしました。

テーマが盛り上がりに欠けるちょっとややこしい話であるにもかかわらず、受講いただいた後継者の方々が最後まで真剣に勉強されていて感動しました。(講師冥利に尽きます。謝)

そこで、好評だった?! 講義の一部をご紹介します。

 

木内:まったく泳げない人がいきなり「クロールで100m泳ぐぞ!」と意気込みだけで行動したらどうなるでしょうか?

受講生:そりゃ溺れるでしょ・・・

木内:足のつかない50mプールに飛び込んだ瞬間に「あっ、やっぱり泳げない!」と命の危険にさらされて、苦手意識に陥ってしまいますよね。「できる」ようになるためには、まず、自分の現状を知り(自覚し)水の中で目を開ける練習から始めなければいけません。 経営も同じです。いきなり経営者になって「あっ、やっぱり経営できない!」では遅いですよね。

受講生:だから経営学の勉強をするのか! だから社長がセミナー出ろ!って言うのか。

木内:そうゆうことです。ただし、これからの経営は、過去の成功体験に縛られていてはダメ! つまり経営学を勉強したからといって、まったく同じことをしていてもダメなんです。 ついでに言うと、自分の思考の範囲でしか経営できないというのもダメ!

受講生:じゃあ、どうすればいいんですか?

木内:あいつが悪いとか言って自滅の道を歩むのではなくて、現場の意識を上げて未来志向で経営するんですよ。 そのためにも『使命』と『理念』を社員の皆さんと共有するところから始めると良いと思いますよ。

受講生:はいっ!

※一部脚色してあります。

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