もうシェイクシャックには行きましたか?スゴイですよ!

先日、東京の青山にあるシェイクシャックというアメリカから来たハンバーガーショップに行ってきました。価格は700円~800円くらいとマクドナルドと比べると結構割高です。お店のコンセプトは、ホルモン剤等を使用していない安全食材と高いホスピタリティのあるお店ということで、コーヒーショップでいえばスターバックスといったところでしょか。ロケーションは外苑いちょう並木のなかにあり、オープンカフェに植物をふんだんに取り入れたグリーンなイメージのたたずまいです。

味はまあまあなのですが、ここのすごいところは一般的に「ハンバーガー=健康に良くない」というイメージを、そう思わせないところです。むしろ健康にいいとさえ思ってしまうのです! 安全な食材もそうですが、ロケーションも一役買っています。グリーンなイメージが「健康」と結びついてしまうのです(だからといってハンバーガーのカロリーが減殺されるわけではないのですが…)。ちなみに他店舗でも緑を取り入れた店づくりになっています。

以前マクドナルドのあるお店で、ビックマックが大幅に売れる現象が起きました。マーケーターが原因を調べると、ビックマックのメニューの隣にサラダが載っていたことだと分かりました。ただし、サラダを頼んだ人が必ずしもビックマックを頼んだわけではなく、ただ隣に並んでいるだけでビックマックがいつもより売れたのです。このことを専門用語で「モラルライセンス」といいます。サラダを見ただけでなんとなく健康的な気分になってしまい、いつもは食べない高カロリーのビックマック頼む人が増えたのです。

シェイクシャックが意図してそのような戦略をとっているかは分かりませんが、少なくともジャンクフードというハンバーガーショップのイメージを一新させる戦略をとっていることは間違いないでしょう。

外苑いちょう並木のおしゃれな店舗で食べるハンバーガーは、普段よりおいしく感じられはずですよ!?(くれぐれもカロリーの取りすぎにはご注意を...)

高山

関連記事

  1. こんな時だからこそ
  2. 倒産、廃業の度に失われる雇用機会
  3. サービス業における「サプライチェーンの毀損」?【持続化補助金・コ…
  4. 異議あり!「事業再構築補助金」 その2
  5. 二足のわらじ (前編)
  6. 自然から学べるもの
  7. 業界の『当たり前』がアイデアを止めている?!
  8. ISO9001規格2015年版
PAGE TOP