健康経営

こんにちは、下伊那郡松川町の中小企業診断士、矢澤と申します。

昨今話題になってきている健康経営をご存知でしょうか?健康経営とは、
「従業員の健康管理を、経営的視点から考え、戦略的に実施する経営手法。」のことです。

健康経営に関心が集まっている背景としては、日本が抱える構造的課題、
①生産年齢人口の減少と従業員の高齢化、
②人手不足、
③国民医療費の増大、
の3点があります。

上記のなかで人手不足については、人手不足倒産が増加するなど、深刻度が増しています。
そして日本の重要なポジションである中小企業では、ひとりの従業員の業務範囲が広いため、人手不足は、より深刻な経営課題です。

人手不足倒産の内訳では、後継者難型が相変わらず多いですが、最近急増しているのが「求人難型の人手不足倒産」です。リサーチ会社のデータによりますと、昨年度よりも件数が倍増しています。

健康経営は「従業員が働きやすい環境を整備」することであり、求人難解消と共に、定着率の向上が期待できるでしょう。
そのほか、健康経営導入の具体的なメリットとしては、国や自治体等からの表彰制度、金融機関による金利優遇制度、などもあります。表彰制度を受けることにより、企業の社会的評価と企業イメージ向上が図れるでしょう。

以上のように、人手不足の解消として、健康経営がひとつの鍵になります。
健康経営の導入・推進を考えてはいかがでしょうか。

矢澤秀昭

健康経営の推進(経済産業省)http://www.meti.go.jp/policy/mono_info_service/healthcare/kenko_keiei.html

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