価値観の多様性と企業支援

こんにちは、中小企業診断士の渡邉です。

現代は多様性の時代といわれており、企業経営においても多様な価値観に向き合うことが大切だと言われています。商品・サービスを利用していただく利用者の価値観、企業で働く従業員の価値観に向き合いながら、経営者の価値観をどう発揮していくか、ということです。まさに今、自分がそのような価値観の違いに直面しています。

 

昨年末に、実家である福島県へ移住(Uターン)しました。しかし、長野県での仕事は一部継続させていただきますので、毎月1週間程度ホテルへ滞在する出張形式での訪問が続きます。移動距離は片道350km、約4時間半です。この内容をお客様や仕事仲間、友人に伝えるといくつかの反応に分かれます。

 

最も多く大多数を占めるのは「大変ですね」という反応です。しかし自分にとっては長距離移動やホテル滞在は、「しないに越したことはないけど、そんなに苦にならない」といった感覚です。移動時間も様々なことに有効活用できるし、ホテル滞在はむしろいい気分転換になります。そもそも「大変だ」と思うのであればこんな選択はしていませんし。

 

そんな中で一部の人からは「楽しそうですね」という反応をいただきました。そうです、自分は「楽ではないけど楽しい」生き方を選んだつもりです。それを認めてくれる人がいることがとても嬉しかったです。

 

そして、企業(経営者)にもそれぞれに多様性があり、多くの価値観があります。私たち診断士が行う支援は、自分の価値観を押し付ける一方的な支援ではなく、経営者と価値観を共有しながら企業にあった支援を行うことが必要なのだと、改めて認識させられました。

 

以上

関連記事

  1. 新しい知識を足す、とは?
  2. こんな時だからこそ
  3. 大将軍の見てる景色
  4. 事業承継支援の難しさ
  5. 新型コロナウイルス特別相談窓口の現場から
  6. 山林の整備と所有者不明問題
  7. 小規模企業支援
  8. 「中小企業診断士の日」制定記念式典 報告と御礼
PAGE TOP