なぜ事業計画を作る必要があるの??

みなさん、こんにちは。長野県中小企業診断士協会青年部の土屋靖彦です。

私は日頃、創業支援や、小規模事業者の経営支援を多く行っています。
創業支援では、特に創業塾などで、創業計画書、と呼ばれる事業計画書の作成をして頂くケースが多くあります。
また、小規模事業者の経営支援では、「小規模事業者持続化補助金」の申請支援を通じて、事業計画作りのお手伝いをしています。

いずれも事業計画を作成するという点では共通しています。
では、なぜ事業計画を作る必要があるのでしょうか?

どこかへ出かける時、(当てのない散策は別として)どの道を通って、どれぐらいの時間がかかって、場合によっては何時までに到着しなければいけない、という事、つまり計画を考えておくのが通常だと思います。

しかし、創業希望者、小規模事業者のみなさんとお話をすると、事業計画を自力で作っていない、または、事業計画を持っていないことがままあります。

よく考えてみてほしいのです。
みなさんの商売は「当てのない散策」なのでしょうか?
そうではないはずです。売り上げが一定以上上がらなければ家賃も経費も払えませんし、利益が出なければそもそも生活していけないのですから。

商売が「当てのない散策」ではない以上、計画があるのが当たり前、ということです。

そして、頭で考えているだけ、頭の中にあるだけ、ではダメなのが商売の計画です。
なぜなら、商売は、従業員、ビジネスパートナー、金融機関、場合によっては家族などの利害関係者と、「今、商売はどうなっているか」を共有せずには進められないからです。
是非、事業計画を作ってください。それはあなたの道しるべになります。そして、周りのあなたを見る目が変わってきます。是非取り組んでみてください。

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