地域のイベント

こんにちは、中小企業診断士の内山です。今年の秋は新型コロナの感染拡大が少し落ち着いたこともあり、様々な地域で数年ぶりにイベントを再開したという話をよく聞きました。私の住んでいる飯田市の天龍峡エリアでも「天龍峡マルシェ」というクラフトフェアと食べ物フェアを合わせたイベントが行われ、大いに盛り上がりました。

地元民ということもあり最近は警備部長や警備副部長といった大役?を仰せつかっているため、イベントの半年くらい前から実施している準備会にも参加しているのですが、ここ最近気になっているのが「担い手の確保」と「補助金に頼らない運営」の大切さです。

担い手の確保については少子高齢化の影響もさることながら、「定年制度の延長」が影響しているのかなと感じる場面が多々あります。これまで地域活動の主軸を担っていた60歳~65歳の方々がみなさん現役で働いているため、忙しくて地域活動に注力できない方が増えているといった影響のようです。

また補助金に頼らない運営については、地域活性化という名目で配られている補助金に依存したイベント運営をしていると、補助金が終了した途端に収入源がなくなりイベントを継続できなくなるケースが多々あるようです。天龍峡マルシェでは出展料をいただいたり、今年からはシャトルバスで1回100円いただいたりして収入を確保する一方で、交通整理の看板を新調したりボランティアでは難しい警備は警備会社に来てもらうといった点には支出を増やして、なんとか持続可能なイベントになるよう、身の丈を考えながら試行錯誤しています。

持続可能な事業経営は中小企業にとって重要なテーマですが、これからの時代、地域のイベントや身近な生活の場面でも大切になってくるのかなと感じる今日この頃でした。

中小企業診断士
内山拓己

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