<奇跡が起きる前兆>

こんにちは。中小企業診断士の竹村哲司です。

 

OpenAIが公開した対話型AI「ChatGPT」、使ってみましたか?楽しいですよね!

 

「AIの時代においても、中小企業診断士は、経営者との対話を通じて人間らしい視点と経験に基づくアドバイスを提供することが重要です。また、AIを活用したデータ解析や業務自動化など、新たな技術の導入にも積極的に取り組む必要があります。」

 

これは、「AIの時代、中小企業診断士はどうあるべきでしょうか。100文字以内でお願いします。」に対するChatGPTの回答です。あっさりとしていて、よく読むと深い。師匠か超優秀な秘書でもいるかのように錯覚してしまいます。

 

英オックスフォード大学のマイケル・A・オズボーン教授は、論文「雇用の未来」(2013年、当時は准教授)において、20年後までに米国の雇用の47%がAIに代替可能と予測しました。後の野村総研との共同研究では、日本においては49%と予測しました。さて、これは、ピンチ?チャンス?…どちらでしょうか。シンギュラリティ(技術的特異点=AIが人類の知能を超える転換点)がいよいよ起こるのでしょうか。ちなみに、中小企業診断士のAI代替可能性は0.2%と低いのですが、安穏としていられるとはとても思えません。ただ、将来を考えるとなぜかワクワクします。

 

同教授は、最近のインタビューで、「AIを活用している多くの芸術家や技術者らと議論をしたが、得られた結論はAIがクリエイティブな領域で人間を置き換えることはないというものだった。以前はテクノロジーに対する懸念が強かったが、今では創造性を補強し、新しい創作を可能にするものとしてとらえられるようになってきた。重要なのは技術の進化に対応していくことだ。個人レベルにとどまらず、社会全体で取り組む必要がある。その方法の一つが教育の見直しだ。チャットGPTの特徴である双方向のやりとりによって誰もが『個別指導教員』を持てるようになる。」と述べています(日本経済新聞2023/4/21)。

 

英語で「危機」はCrisis(クライシス)、語源は古代ギリシア語のκρίσις(クリシス)で「選択、決定」の意味を持ち、日本語の「危機」は「危険」と「好機」の合成語で、「分岐点」の意味を含むそうです。ピンチはチャンス、とはよく言ったもので、ものごとは捉え方次第かなと。ということで、AI時代の到来・進展はチャンス、どころかビッグチャンスに思えます。

 

私はアラフィフ世代ですが、子供の頃、マンガで見た世界が現実のものになりつつあります。そのとき自分はどうなっているかな?と想像したことをはっきり覚えています。なんだか、当時の自分と対話しているようで面白いです。あ、これはドラえもんの世界でしたね。

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