企業経営相談・IT化相談、中小企業診断士による情報化・新規事業・補助金・コストダウン等の診断・相談・助言 : 社団法人中小企業診断協会長野県支部

支部長からのメッセージ

中小企業診断協会長野県支部 支部長 滝澤恵一からのメッセージをお届けしています

新年のご挨拶

県支部長 滝 澤 恵 一

 

明けましておめでとうございます。

私ども長野県支部は、本年4月、一般社団法人長野県中小企業診断協会として、独立した法人としての活動を開始いたします。五十有余年の県支部の歴史にピリオドを打ち、新たな歴史を歩んでいきます。こんごとも、よろしくご指導、ご鞭撻をお願い申し上げます。

 

 

中小企業や商店街、あるいはさまざまな組織、団体、機関などの経営支援や指導、研修をしていると、「人財枯渇」の会社や組織が多くなってしまったのではないか、「人財枯渇の時代」としてしまったのではないかと思う。業種業態、業界、市場によって違いはあるが、定型的な業務を無難にこなしていれば業績を出すことに慣れてしまっている人たちが増えすぎてしまっているのではないかと思う。

変化が常態の世の中である。自然と同じように、社会は変化を続けている。会社は生きものであり、会社を取り巻く経営環境も生きものである。変化が大きいときもあれば、小さいときもある。激しいときもあれば穏やかなときもあるが、すべてのものは変化を続けている。

会社が、さまざまな組織が、あるいは商店街が社会の中で役割を果たして生きて行くには、変化をつかみ、自らが変化していく必要がある。過去の延長で生きてはいけないのである。変化に振り回されてはいけないが、旧態依然では生きていけないのである。お客様が求めるものは大きく変化している。供給側の仕組みも同様である。需要側、供給側が互いに影響しあいながら変化を続けているのである。

会社が変化していくためには、これを構成する人たちが自ら変化していかなければならない。会社としては、社員が変化していくための機会をつくっていくことが求められるのである。

まず、何よりも、経営陣が自らを変えるという意志を持ち、成長という変化をすることである。経営者、次代を担う後継者、彼らとともに歩む経営幹部が自らを変えることである。これらの人たちに求められるのは、ひとつには、ものごとを観て判断する見識と、これに基づく意志決定、決断である。もう一つは、組織を動かすリーダーシップである。

前者は、人としての器量と言い換えてもいい。目先のことばかりにとらわれないで、ものごとを長く観ること、ものごとを多方面から、さまざまな関係から観ること、表層的なものの奥にあるものごとの本質をつかむこと、そして、これらのことからめざすものとして社員が共鳴し共有でき、社会、お客様が支持できることを高く掲げることができるかどうかということである。この掲げるものは、幻想ではなく、自社の力、経営環境や社会の変化をつかんだものである必要がある。

後者においては人徳とコミュニケーションの力である。人徳とはよく使われる言葉であるが、難しい言葉ではある。その人が醸し出す人間的な魅力とでもいうものであろうか。器量とも関わってくるし、その人が生き抜いてきた経験とも関わってくる。

コミュニケーションにおいては語る力、聴く力、観る力、率先垂範することなどが必要である。経営者だけが頭の中でわかっていても組織は動かない。リーダーがわかっているだけでも人々は動かない。伝わらなければならないのである。語ることである。しかし、語っていることが心の奥からのものでなく、口先だけでは思いは伝わらない。意志が組織に伝わっているがどうかを観ることも必要である。言っただけでは伝わっているかどうかわからない。それには現場を観ることであり、現場の声を聴くことである。お客様との接点を観て、お客様の声を聴くことも大切である。

また、どんなにすばらしいことを語っても、語っている本人の行動が違っていては、人はついてこない。心と言葉と行動が一致していることである。

これらの実践は難しいが、意志を持って継続することである。一歩一歩、できるように自分を鍛えていくことである。これらの実践ができたかとどうか、毎日、何度でも反省することである。これを積み重ねることである。

経営も仕事も人の行為である。人も会社も、地域も成長途中である。人財が育ち続けなければ会社は存続できない。成長できない。商店街もシャッター通りとなってしまう。農林漁業や、これらに関わる組織も同様である。商工業、観光業も同様である。人財が育ってくれば、さまざまな人財が集まってくる。会社にも、商店街や地域にも、産業にも人財が集まってくる。

 

 以上のことは、私からみなさんへのメッセージであるとともに、プロコンであり、いくつかの組織のトップをつとめる自分の課題でもある。 

平成22年 6月14日
 長野県支部長 滝澤恵一

 

私の手元に平成13年3月に策定された佐久市岩村田本町商店街活性化計画報告書(当時はできたばかりの振興組合であり、矢嶋元彦さんが初代理事長)があ る。タイトルは「われらの街を、ともにつくろう」である。

平成22年5月7日
 長野県支部長 滝澤恵一

 

 「産業経済人としてビジネスコミュニティを創る」をテーマに、連載をしようと思う。月、2回の執筆予定である。

平成22年2月8日
  長野県支部長  滝澤恵一

「経営とは、生き方を生き様として表現すること」です。 経営における生き方とは、経営理念です。
人は誰でも夢や希望を持つことができます。 今と違ったことを思うことができます。
しかし、心の中で思うものは、あやふやなものです。 このあやふやなもの、ぼやけているものを 言語を使って表現すると、明確なものになってきます。

 

長野県支部長 滝澤恵一

明けましておめでとうございます。本年も、よろしくお願い申し上げます。


不透明の時代、混迷の時代の中でも、存続、成育している元気な中小企業があります。
中小企業診断士として、これらの企業の経営者との関わりの中での経験と研究から、「経営者のための経営の着眼点」をしるしてみました。お役に立てれば幸いです。


■志を実現しよう
人は志を抱くことができる。
自分を活かし、他を活かし、世の中がよくなること、縁ある人たちが幸せになることを志とすること
だ。
心に描いて、思いとともに志にすることだ。
そして、実現するための実務能力を磨き、実践実行することだ。

■現実をつかみ未来を洞察しよう
足元をみない夢は幻想である。

足元とは過去から現在までであり、これから歩み始める現在から未来への道である。

現実は過去の事実の積み重ねであり、未来もこれから創り出す未来の現実の積み重ねである。

未来を見通すためには過去から学ぶことである。歴史から学ぶことである。さまざまなできごとが、なぜ、生じてきたのか、その原因と結果を考えてみることだ。自社、業界、社会の変化を見つめ直してみることだ。そうすると、将来をつかむことができる。

■理念をもち実践しよう
経営とは経営者である自分の生き方、在り方を生き様として表現することである。

生き方も在り方も経営者の経営の志である。生き方とは経営者の価値観を表した経営目的、経営姿勢などの経営理念である。理念とは、理想と念力(ねんりょく)である。

理想とは今、考えることができる最高の姿であり、これに心のエネルギーであるが融合すれば理念となる。志となる。さらに、経験が積み重なってくると信念となる。

在り方とは自社の将来の姿を表したビジョンである。実現する姿である。生き様とは具体的な商品やサービス、仕組み、運営の仕方である。理念、ビジョンがあっても現実を創らなければ絵に描いた餅に終わる。生き様とは、理念、ビジョンを具現化することである。